ワーキングママの独学ワインエキスパート合格体験記

2015年JSAワインエキスパートを独学で取得。ワインの記録(基本ジャケ買い!)、ワインエキスパート勉強法など

【ワインエキスパート合格体験記】二次試験 勉強法

2015年ワインエキスパートを独学で勉強し、合格することができました。
これから受験しようと思っている人に、微力ながら、私の体験談を伝えていけたらと思いますます。


二次試験対策は、スクールの力を借りることにした

私は無謀にも、妊娠授乳によりほぼ1年半ぶりに大好きなお酒を口にする、という状況で、ワインエキスパートの試験に臨みました。

一次試験対策模試の時に付随しているテイスティングでは、何もわからず困りました。
飲んじゃっていいの???

自力ではどうしようもないと思い、スクールにお世話になることにしました。

9/9 Back to basic of tasting講座
9/20 赤白10本対策講座
10/8 赤濃系対策講座
10/14 本番trial 1回目
10/15 本番trial 2回目
10/19 二次試験本番


Back to basic of tasting講座で、舌の感覚を研ぎ澄ます

我流ではやらないと決め、この日から二次試験対策スタートです。

アカデミーデュヴァンの『Back to basic of tasting』という2時間半の講座を受けました。
これはとってもいい講座で、外観・香り・味のテイスティング基礎を学びます

味の部では、コンポーネントテイスティング』といって、甘み・酸味・アルコール・渋みなどを舌のどこで感じるのかを体験します
ベースとなる白ワインを用意し、シロップやクエン酸ウォッカなどを入れます。そして、通常より多めの甘味、酸味を捉えることで、舌の感覚を覚えるというものです。

その後、シロップやウォッカなどを入れた白ワインをシャッフルし、どれが何を入れたものかor何も入れていないベースの白ワインかを当てるゲームをしました。

私は6種類全問正解!
舌の感覚はマスターできた?!(その時だけかもしれませんが)

最後は、4種のワインでテイスティング
正答率は1/4(涙)

品種の特徴と香り・舌の感覚を結びつけること。
これを今後の課題としました。


赤白10本テイスティング講座で、第一印象(香り)が大事だと学ぶ

前回の講座から10日間、ひたすらフランス基本6種(シャルドネCH、リースリングRi、ソーヴィニオンブランSB、ピノノワールPN、シラーSy、カベルネソーヴィニオンCS。以降は略字で書きます)のみテイスティング練習しました。

今日の目的は、その成果チェック。
レコールデュヴァンの『赤白10本テイスティング』の講座を受講しました。
まだテイスティングコメントについては勉強していないので、品種を当てることのみに集中します。

出されていたワインは、CH、SB、甲州、ミュスカデ、ゲベルツトラミネール、PN、テンプラニーリョ、カルメネール、マルベック、マスカットベリーA。

「本当にそれ出るんですか〜。先生!」

私の正答率は2/10。ダメダメです。

今回の大きな学びは、『第一印象(=香り)を大事にする』ということ。
最初に全てのワインの香りだけとらえて、品種を書き留めておく
一つずつ、テイスティングしてコメント書いてが王道なのかもしれませんが、『比較すること』で品種の候補をある程度絞り、特徴のある香りを掴むことに集中できます。

例えば、ニュートラルな香りと言われているCH、甲州、ミュスカデ。
頭から品種を特定していこうとすると、「CHだ」「またCHだ」「またまたCHか?」となるわけです。
でも、先に香りを嗅いで、ニュートラルが3つあるとわかれば、個々にテイスティングする際に『違い』にフォーカスできるのです。
吟醸香を感じるか?」「イースト香を感じるか?」

一方、香りは時間がたつと変わってきます。
冷たすぎるワインは香りが開かないんです。
手でグラスを温めて、もう一度嗅いでみると、「ライチ!(=ゲベルツトラミネール)」なんてこともあるのでご注意ください。

そうそう、その他のお酒(リキュールなど)は先に嗅いではダメですよ!そんなことしたら、鼻がマヒします(^^;;


赤濃系対策講座で、赤は味(渋み、酸)が重要だと学ぶ

私の課題はSyとCSだとわかっていたので、ひたすらその2種&メルローばかりテイスティング練習して今日の赤濃系対策講座に臨みました。

最初に、フランスのSy、メルロー、CSでテイスティング
全正解!

次に新大陸のその3種でテイスティング
全正解!

うっかり喜んでしまいそう〜♬
いやいや、待てよ。ここで冷静に振り返ります。

実際、3本並べて「この3種ありますよ」と宣言されれば当てられるレベルにはなってきました。

けど、これがもし、1本だけ出された時、
CSなのかSyなのかメルローなのかわからない。

これは私だけなのかもしれませんが、
Syの特徴であるスパイス香、CSの特徴である青ピーマン香がうまくつかめません💦

今回の学びは、
色濃い黒系フルーツのワインの中では、
渋み、酸が最も高いのがCS、
丸い印象なのがメルロー
渋みも酸も低めなのがSy

ということでした。
(講師により教え方が異なるかもしれませんが、私はこれでCSをつかめるようになりました)

今まで、Syが一番渋いと思っていたから、ちょっと意外。 CSに飲み慣れていなかったんでしょうね(^^;;

やっと、本番に向けて、基本6種(新世界)や応用品種にもトライしつつ、テイスティングコメントの勉強、その他お酒の勉強を始めます。

その他お酒対策の選び方についてはこちら。

テイスティングコメントの対策は、後ほど別記事にします。


本番形式の講座で最終チェック、時間配分も

アカデミーデュヴァンの『本番Trial』を2講座受けました。
本番直前の1週間だけの開催で、人気のある講師から席は埋まっていきます。

2次対策講座の選び方について、後ほど別記事にしますね。

さて、私が受けた講座は、テイスティング50分(ワイン4種、その他お酒2種)、解説30分の計80分でした。

一回目 Ri○ CH○ PN○ Me✖️ アルマニャック✖️ オードヴィードポワール✖️

二回目 CH○ Ri○ ガメ✖️ CS✖️ バーボン○ トゥニーポート✖️

品種を3つ当てることがボーダーラインだと言われているから、ギリギリですね。
国は当たれば良し。収穫年は当てずっぽう。
あとは当日の運にかけましょう。

当日のことは後ほど、別記事にしますね。


一次試験対策についてはこちら。